松島観光ナビ >  日本三景 松島の魅力

日本を象徴する景勝地、日本三景「松島」

日本三景

日本三景図

松島湾

日本三景とは、京都の「天橋立」、広島の「宮島}、そして宮城の「松島」のこと。
江戸時代の儒教学者・林春斎(はやしがほう)が記した、『日本国事跡考』に登場したのがはじまりと伝えられています。

松島とは、松島湾内外に浮かぶ260余りある島々の総称です。
はるか昔は丘陵でしたが、地殻変動によって沈下し、山や丘の頂上部分が海面に残り島となりました。
仁王島、千貫島、小藻根島、鐘島、双子島、かえる島、鎧島など、大小全ての島に名前がついています。

風光明媚な松島ですが、古から月の名所として知られていました。仙台藩初代藩主・伊達政宗をはじめ、俳人・松島芭蕉や、アルベルト・アインシュタインなども、月見目当てに松島を訪れたそうです。

松島は首都圏・仙台方面からのアクセスも良く、年間でおよそ300万人以上の観光客が訪れます。世代や国を問わず人々を魅了する景色を、ぜひその目に焼き付けてください。

島と遊覧船

  • 仁王島
  • 千貫島
  • 小藻根島
  • 鐘島
遊覧船
松島の観光は、遊覧船にのって島々を巡るのが主流です。
松島湾だけでなく、日本三大渓「嵯峨渓(さがけい)」がある”奥松島”を巡るコースもあります。
遊覧船によっては、ケージに入れた状態であればペットと一緒に乗船できる場合もあるので、ご安心ください。
※盲導犬、介助犬は乗船可能。

■湾内一周定期コース
スタンダードコース。松島発着ですので、お車の方にも便利です。

■随時運行小型遊覧船
島々の岩肌など間近に見ることができます。お急ぎの方にオススメ!

■松島~塩竈湾内周遊定期コース
絵ハガキにもなっている有名な島々を次々に楽しめる人気コース。

■奥松島・嵯峨渓周遊コース
リアス式海岸特有の削り立った岸壁に打ち当たって砕ける豪快な波が見どころ。

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伊達政宗公ゆかりの地「松島」の観光名所

松島は景勝地である一方、仙台藩初代藩主・伊達政宗ゆかりの地でもあります。
伊達家が利用した月見御殿や、政宗公が造営を手がけた寺院・仏堂など、歴史的建造物も多く残されており、見どころも満載です。

松島湾

松島湾

日本三景の一つ。丘陵が沈下し、海水が流れ込み頂上部分が島となりました。
松島湾には260余りの島々があり、牡蠣の養殖が盛んに行われています。

大型遊覧船に乗り、約1時間かけて湾内を1周するのが主流の楽しみ方。
乗り場までは最寄りのJR松島海岸駅から徒歩約7分と、アクセスも抜群です。

また海岸沿いには、名物「牡蠣」を主力とした食事処が立ち並び、各店思考を凝らして味を競い合っています。

瑞巌寺

瑞巌寺

松島を代表する観光名所「瑞巌寺(ずいがんじ)」。
はじまりは天長5(828)年、慈覚大師円仁が開創した「天台宗延福寺」と伝えられています。
その後法身禅師が開山し、寺名を「円福寺」と改称、宗派を臨済宗に改めます。

戦国時代を経て一時は衰退したものの、江戸時代に入り仙台藩藩主となった伊達政宗公によって再興を果たしました。
国宝とされるのは、政宗公が5年の月日をかけて完成させた本堂と、寺の台所である庫裏です。

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円通院

円通院

瑞巌寺に隣接している「円通院(えんつういん)」。
臨済宗妙心寺派の寺院であり、政宗公の摘孫である伊達光宗(みつむね)の菩提寺でもあります。
杉林と苔に囲まれた境内には、光宗公の霊廟である「三慧殿(さんけいでん)」や美しい庭やバラ園があり、松島を代表する紅葉の名所としても有名です。

また境内には「縁結び観音」があり、老若男女問わず良縁を求める人々が足を運びます。

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五大堂

五大堂

五大堂(ごだいどう)は松島海岸東端、五堂島の上に建っている松島のシンボル。
大同2年(807)に、征夷大将軍・坂上田村麻呂が建立した毘沙門堂がはじまりと伝えられています。

その後、天長五年(828)に慈覚大師・円仁が延福寺(現在の瑞巌寺)を開基した際に、五大明王像を安置したことから「五大堂」と呼ばれるようになりました。
五大明王像は33年に1度開帳される秘仏で、普段は瑞巌寺に保管されています。
現在のお堂は、慶長9年(1604)に仙台藩初代藩主・伊達政宗が再築した東北地方現存最古の桃山建築。
国指定の重要文化財です。

五大堂の建つ小島には「透橋(すかしばし)」と呼ばれる2本の橋がかかっています。
床が格子状になっており、足元から海面をのぞけるスリルのある橋です。
これは聖地に入る前に、参拝者の心を引き締めるための配慮とされています。

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松島観光の交通手段

各交通機関の時刻表や経路などをご参照いただけます。

さらに詳しく! 松島の魅力

松島四大観

松島湾周囲の松島丘陵や島の高台には「松島四大観」(まつしましだいかん)と呼ばれる修景地点が散在しています。
これらは、江戸時代に仙台藩の儒学者・舟山萬年によって選ばれた「塩松環海四山」に由来すると言われています。

  • 壮観壮観
    大高森の眺望
  • 麗観麗観
    富山の眺望
  • 幽観幽観
    扇谷の眺望
  • 偉観偉観
    多聞山の眺望

日本三景(雪月花)松島の月

松島の月松島は月見の名所として著名である。松島の月は、14世紀には中国にも知られるほど著名で、元代の薩都拉がその著書『雁門集』において「雄島煙波松島月」と記している。1643年(寛永20年)には、儒学者・林春斎がその著書『日本国事跡考』において、日本三景という括りが始まったとされるが、この日本三景の原典にも松島の月が出てくる。この原典もあって日本三景に各々「雪月花」をあてる場合松島には「月」があてられる。

生産量日本一「生食用牡蠣」

生食用牡蠣松島で特に名物なのが牡蠣で、生食用牡蠣の生産量は日本一です。現地で食べるのはもちろん、そのおいしさにお土産として購入していったり通販で購入する人も多いです。