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歌枕の籬が島に鎮座する「曲木神社」

寺社・歴史

「曲木神社」について

塩竈湾に浮かぶ唯一の島、籬が島(まがきがしま)に鎮座する「曲木神社(まがきじんじゃ)」。鹽竈神社の14ある末社の1つです。ご祭神は、竈(かまど)や火の神で知られる奥津彦大神と奥津姫大神。この島に大きく曲がった柏槙(いむろ)の老木があったことから島を曲木島、神社を曲木明神と称しました。島の面積は、889平方メートル。1966年(昭和41)に、塩釜市の名勝に指定されました。また、鎮座する籬が島は平安時代から和歌の名所で、古今和歌集と新勅選集に歌が残されています。

・古今和歌集・第二十東歌
「わが背子を 都にやりて 塩竈の まがきの島の まつぞ恋しき」

・新勅選集 源信明朝臣
「あけくれば 籬の島を ながめつつ都恋しき 昔のみぞなく」

「曲木神社」のおすすめのポイント

「通常は扉が施錠されている籬が島」
毎月1日と土曜、日曜、祝日の10:00~16:00のみ扉が開錠されています。この日以外は、施錠されており島には入れませんのでご注意ください。

「本堂の裏側にある板碑」
この板碑には、よく見ると石に人物が刻まれています。妖怪のようにも見える刻み絵も必見です。

「籬が島から塩竈湾を一望」
曲木神社の表参道側から塩竈湾が望めます。左手は塩竈市魚市場で、正面に見える山が多門山です。

「曲木神社」の基本情報

※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りませんのでご了承ください。

名称曲木神社
所在〒985-0001 宮城県塩竈市新浜町1丁目10
ホームページhttp://www.shiogamajinja.jp/about/magaki.html
アクセス【公共交通の場合】
JR仙石線「東塩釜」駅より徒歩約7分

【クルマの場合】
三陸道「仙台港北」ICより約17分
駐車場なし
営業時間10:00~16:00
毎月1日と土日祝日のみ
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