松島観光ナビ >  寺社・歴史 >  平安時代の名神大社の1つ「鼻節神社」(志波彦神社・鹽竈神社摂社)

「鼻節神社(はなぶしじんじゃ)」について

鼻節神社は、七ヶ浜町の垂水山(たるみずやま)に鎮座し、海上安全の御神徳がある航路の守り神です。
七ヶ浜半島の東端に位置する垂水山は仙台湾側に面しており、頂上に茂る松林の間からは太平洋をのぞめます。

創建年月は不詳ですが、延長5年(927)の全国の神社一覧である「延喜式神名帳」では「陸奥国宮城郡 鼻節神社 名神大」と記されており、古代社格の1つである名神大社(みょうじんたいしゃ)に列しています。
御祭神は、諸説ありますが猿田彦命(さるたひこのかみ)。明治10年(1877)の近代社格制度では、国幣中社の社格で志波彦神社・鹽竈神社の摂社に定められます。


明治元年(1868年)に国府多賀城とのつながりを示す、「国府厨印(こくふくりやのいん)」と刻まれた銅印が境内で発見されました。国府厨印は、現在「七ヶ浜町歴史資料館」に展示されています。
また平成20年(2008)に放送されたテレビアニメ「かんなぎ」に登場する神社のモデルとされ、放送当時は参拝客が急激に増加しました。


「鼻節神社」のおすすめのポイント

「美しい御神馬像が祀られている」
境内に祀られているのは、「おづめこさま」と呼ばれている御神馬像。年に一度のお祭りでは、車に乗せて町内周辺を練り歩きます。

「表参道は海側にある」
鼻節神社は本来、海側からしか訪れることができない神社でした。現在は陸側の裏参道が整備され、本殿の南側に表参道と鳥居が残されています。

「鼻節神社の右側には花淵灯台」
裏参道の鳥居近くに案内板があり、標識通りを右へ進むと「花淵灯台(はなぶちとうだい)」があります。

花淵灯台は白色のコンクリート造で、高さは20mほど。昭和39年に点灯され、暗礁の多い海域の道しるべとなっています。



「鼻節神社」へ訪れた方の口コミ

訪れた多くの方々のクチコミから、一部をご紹介します。

  • 仙台湾に突き出した七ヶ浜町の仙台側の海沿いにある神社。住宅地の外れの駐車場に車を停め歩く。しばらくすると参道の鳥居が見えてくる。
    そこからコンクリートの道をそのまま歩くと境内に着くが、どうしても表参道の階段を通るのならば分岐した砂利道を一度、浜側に下りて行く事になる。 

    コンクリートの道は杉林の中を進む雰囲気のある道だ。 境内は雑木に囲まれてあまり展望は無い。
    (出典:じゃらん)

「鼻節神社」の基本情報

※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りませんのでご了承ください。

名称鼻節神社
所在〒985-0803 宮城県宮城郡七ヶ浜町花淵浜誰道
ホームページhttps://www.shichigahama.com/relax2/spot05.html
アクセス<電車・バス>
JR仙石線「多賀城駅」より七ヶ浜町民バス「ぐるりんこ」に乗車(約30分)。「舘下」で下車し徒歩で約20分
<車>
三陸自動車道 仙台港北I.Cより約26分
駐車場無料/数台
料金無料
トイレ・バリアフリーなし
Wi-Fi対応なし