松島観光ナビ >  寺社・歴史 >  古代東北の特別史跡「多賀城跡」

「多賀城跡(たがじょうあと)」について

多賀城市の中心部に位置する「多賀城跡」。平城京や大宰府とともに日本三大史跡の1つで、陸奥国の中心となる行政都市(国府)でした。
のちに軍事や政治を担う「鎮守府(ちんじゅふ)」も置かれ、奈良時代から平安時代における多賀城は、東北地方の政治や軍事の中心地として機能していたと考えられています。


政庁は東西103m、南北116mの長方形に築地塀を巡らせています。内部には正殿や東西の脇殿、南門を配置。のちに東西の楼、後殿が新たに建てられました。
昭和41年(1966)に国の特別史跡に指定されています。

「多賀城跡」のおすすめのポイント

「政庁跡の南側にある多賀城碑」
この碑には、神亀元年(724)に大野朝臣東人(おおのの あそん あずまひと)が多賀城を設置したことや、天平宝宇六年(762)に藤原恵美朝臣朝獦(ふじわらの えみの あそん あさかり)が多賀城を修造したこと、この碑が天平宝宇6年(762)に建てられたことなどが刻まれています。

平成10年(1998)に国の重要文化財(古文書)に指定されました。

「市内で最も新しい、多賀城神社」
多賀城神社は市内で最も新しい神社で昭和27年(1952)に建立。南北朝時代、多賀国府に陸奥太守として赴任した義良親王(のちの後村上天皇)と北畠父子を祀っています。

「六月坂地区の役所跡」
六月坂地区(ろくがつざか)は政庁から北へ約300mに位置している史跡です。多賀城において行政的な仕事を行っていたと考えられており、平安時代の役所や倉庫の建物跡が発見されています。

「多賀城跡」へ訪れた方の口コミ

訪れた多くの方々のクチコミから、一部をご紹介します。

  • ・平城京・大宰府政庁・多賀城と日本三大史跡と呼ばれるそうです。
    正直殆ど期待せずにやってきましたが平城京・大宰府政庁の様に広大な敷地であったことが現在発掘調査の続くこの地に訪れて実感じました。戦国時代の城でもありません建物も残っていませんがアプリをB.Cで読み込みAR、VRで楽しませてくれます。
    ネタばらし⇒南大路を蹄の音共に騎馬武者が走り抜けます。また松尾芭蕉の一行と出会えるかもしれません探して見てください
    管理事務所の方の話によると門を再建するようで、これからが楽しみな史跡です。
    気づいてみたら日本三大史跡制覇となりました。
    (出典:じゃらん)
  • 古代、京都朝廷の陸奥を抑える役所がここ多賀城です。
    坂上田村麻呂、源頼義、義家などの武将も陸奥の長官としてここにいたこともあります。
    散策ルートとしては、JR国府多賀城駅~多賀城碑~南大路跡~多賀政庁跡~佐貫役所跡~駅で約1時間ほど。
    また散策前に駅裏にある東北歴史博物館で「勉強」してから行くといいです。
    (出典:じゃらん)
  • 多賀城は北畠顕家が活躍した南北朝時代くらいまでは日本史によく出てきます。
    広い敷地に礎石などが点在しています。
    ボランティアガイドさん達がとても親切でした。
    (出典:じゃらん)

「多賀城跡」の滞在傾向

※弊社調べによる参考値となります。

訪問時期2~5月、8月
平均滞在時間1~2時間
男女比男性が多い

「多賀城跡」の基本情報

※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りませんのでご了承ください。

名称多賀城跡
所在〒985-0864 宮城県多賀城市市川字城前
ホームページhttps://www.thm.pref.miyagi.jp/kenkyusyo/
アクセス<電車>
JR東北本線「国府多賀城駅」より徒歩約15分
<車>
三陸自動車道 多賀城I.Cより約2分
駐車場無料/25台
料金無料
トイレ・バリアフリー公衆トイレあり
Wi-Fi対応なし