松島観光ナビ >  寺社・歴史 >  歌枕の地に鎮座する「浮嶋神社」

「浮嶋神社(うきしまじんじゃ)」について

浮嶋神社の正確な創建時期は不明ですが、神亀元年(724)の多賀城創建の頃から鎮座していたと伝えられています。浮嶋神社は小高い丘の上にあり、この地は古来から歌枕に詠まれた「浮島」と比定される地です。主祭神は奥塩老翁神(おくしおのおきなのかみ)と奥塩老女神(おくしおのおうなのかみ)の2神。

江戸時代の俳人・松尾芭蕉が、『おくのほそ道』道中で立ち寄ったとされています。芭蕉に同行した弟子の河合曾良による『曾良旅日記』では、元禄2年(1689)5月8日に仙台から塩竈へ向かった2人は、浮島などを見物。その夜は鹽竈神社の別当である、法蓮寺門前に宿を取ったと記録されています。

多賀城市の観光パンフレットや駅の案内では「浮島神社」と表記。拝殿の扁額や御由緒の説明板などには、「浮嶋神社」と表記されています。

「浮嶋神社」のおすすめのポイント

「明治天皇の御製」
浮嶋神社の鳥居の左手に明治天皇が詠まれた御製(ぎょせい)があります。

【旅衣 あさたつ袖をふきかへす 松風すゞし 浮島が原】

「縁起の良い御神石」
昭和15年に氏子の加藤氏が満州へ渡り、無事に帰国したことを記念に奉納した手水鉢。自然石に縁起の良い扇の模様が彫られた水盤です。

自由になでたり、お金を洗ったりすることができます。

「八幡神社」
多賀城の鎮護のために建てられた八幡神社を受け継いだものです。

また、大臣宮神社と三居稲荷神社が境内に鎮座しています。

「浮嶋神社」へ訪れた方の口コミ

訪れた多くの方々のクチコミから、一部をご紹介します。

  • 松尾芭蕉も訪れた神社です。鳥居の下には、奈良時代の歌人山口女王の歌碑があります。江戸時代には松尾芭蕉が『奥の細道』の旅の際に立ち寄った記録があります。 (出典:じゃらん)
  • 国府多賀城駅から駅前の道をまっすぐ行った多賀城政庁へ向かう途中にありました。小さな神社ですが、森に囲まれていました。海からは離れたところですが、浮島という名前のように昔は島だったそうです。 (出典:じゃらん)

「浮嶋神社」の滞在傾向

※弊社調べによる参考値となります。

平均滞在時間1時間未満

「浮嶋神社」の基本情報

※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りませんのでご了承ください。

名称浮嶋神社
所在〒985-0861 宮城県多賀城市浮島1丁目1-1
ホームページhttps://sousyanomiya.jp/shuhen/ukishimajinja/
アクセス<電車>
JR東北本線「国府多賀城駅」より徒歩約4分

<車>
三陸自動車道 多賀城I.Cより約3分
駐車場なし
トイレ・バリアフリーなし
Wi-Fi対応なし