「扇谷(おうぎだに)」について
松島湾の入り江が扇の形にみえることから、その名が付いた景勝地。※松島四大観の一カ所で、標高56mの山頂からみる景色は“幽観(ゆうかん)”と称されています。
最寄りのJR松島海岸駅から登山口までは、車でおよそ5分。駐車場から山頂まで約3分と、四大観の中でも比較的アクセスしやすい場所です。
山頂には瑞巌寺の住職鵬雲東搏禅師(ほううんとうばくぜんし)の墓所、鵬雲が造営したとされる「達磨堂(金翅堂)」などの史跡もみられます。
秋になるとカエデ類が深い紅色へと色づき、知る人ぞ知る松島の紅葉名所です。
※松島四大観……仙台藩の儒教学者・舟山萬年が選んだ、松島を望む四ケ所の景勝地。大高森(壮観)、多聞山(偉観)、富山 (麗観)、扇谷(幽観)。
「扇谷」のおすすめのポイント
「ひっそり佇む達磨堂」
達磨堂(金翅堂)は江戸時代の元禄8年(1695)、瑞巌寺の住職第101世・鵬雲東搏禅師(ほううんとうばくぜんし)が造営したお堂とされています。
幕末の著『奥州名所図会(ずえ)』によると、当時は中央に聖徳太子、左に比衣(ひえ)の達磨像、右に鵬雲像を安置されていたようです。
「三尊像が祀られた金翅塔」
鵬雲東搏禅師の墓所(金翅塔/こんじとう)は、達磨堂のすぐ下側にあります。金翅とは毒龍を餌とする火の鳥・加楼羅(カルラ)のことのこと。
金翅塔は、鵬雲(中央)と同じ瑞巌寺の住職第114世・丹源文叔(たんげんぶんしゅく右)、116世・牧舟禅慧(ぼくしゅうぜんね左)の墓所とされています。
すぐ近くにベンチを備えた東屋があり、扇谷のビュースポットとなっています。
「駐車場から山頂まで徒歩約3分」
最寄りのJR松島海岸駅から登口まで、車でおよそ5分。双観山側の入り口近くにある、未舗装の坂を上がると、数十台分停めれる駐車場があります。駐車場から石段を登っていき、3分ほどで展望台に到着です。
入口から駐車場までの道幅は狭く、道路も砂利道。運転に慣れていない場合は、最寄り駅からタクシーで向かうのも手です。
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「扇谷」へ訪れた方の口コミ
訪れた多くの方々のクチコミから、一部をご紹介します。
「扇谷」の滞在傾向
※弊社調べによる参考値となります。
訪問時期 | 6月、11月がピーク |
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平均滞在時間 | 1時間未満 |
男女比 | やや女性多し |
「扇谷」の基本情報
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りませんのでご了承ください。
名称 | 扇谷(幽観) |
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所在 | 〒981-0213 宮城県宮城郡松島町松島字桜岡入 |
ホームページ | http://www.town.matsushima.miyagi.jp/ |
アクセス | <車> 三陸自動車道 松島海岸I.Cから車で約20分 <公共交通> JR仙石線「松島海岸駅」から徒歩約20分 |
駐車場 | あり/十数台台/無料 |
営業時間 | 24時間 |